今朝の朝日新聞の天声人語にモヤシの事が書かれていた。
節約時代、安いモヤシは家計を助ける嬉しいお野菜だと。
確かに!
近所のスーパーで、安売りの時は一袋19円の値札が!
さらに、その近くの青果店では、もっと安いのが売ってたり!
我が家ではホットプレートで“なんちゃってプルコギ”を作るときに、モヤシは大活躍する。

 

プルコギの場合は、たれに少なくとも3時間、欲を言えば6時間、できたら夕べのうちから漬け込んでおくくらい長いと、一層おいしくなる。
おいしいと、焼いた肉からしたたる汁も美味いわけで、これを吸わせて食べるのに、モヤシが最適なのだ。
我が家には残念ながら、プルコギ専用鍋はない。
やはり専門店に行くに限る。
兜に似た山高で淵に汁が溜まる鍋で、モヤシにいっぱい肉汁を含ませてしなしなになるまで待って食べるのが至福の時間だ。
とはいえ、やたら食べたくなって家でもホットプレートでつい作ってしまう。
プルコギだと、肉100グラム食べるのに、モヤシ2袋は必要。
友人とわいわい食べるときは、肉1キロ近く買うので、モヤシの袋買い占め状態になる。
けど、モヤシは相当たくさん用意しても足りないくらいだ。
モヤシが終わってしまうと肉がないより淋しくなる。(エコノミーです!)

 
さて、プルコギに似た兜の鍋で焼くジンギスカン料理。
我が家から徒歩圏でおいしい店があるが、ここでも羊肉を焼いた後の肉汁でモヤシを炒めていただく。
肉のおかわりより、もっぱらモヤシのおかわりだ!

 

ところで、モヤシ。
大豆モヤシが代表的だけど、お豆の新芽。豆に含まれるタンパク源が栄養素。豆モヤシには、緑豆、アルファルファも!
なんだか、活躍のわりに、地味な野菜だけど、新芽=スプラウト。
このごろ、流行のベビーリーフの存在以前から、スプライトの大先輩なんだから、偉いんだ。もっと威張っていいよね。

 

モヤシ。日が当たらないとこで育てるので、都会で育った子は昔、もやしっ子と言われた。
最近の言葉でいう草食系男子と、イメージがダブる。
けれど、モヤシのあの吸収力! 美味いところを全部吸って、しなやかに生き抜く様は、我々もの書きに必要とされるところと、どっか・・・いや大いに共通するところがあるんじゃないかな!
「頑張れモヤシ!」
自分で自分にエールを送りながら、プルコギを食べる私でございます。